3年5年10年英語を勉強しているのになぜあなたは英語を話すことができないのか?

今、人生 80 年時代などと言われていますが、私たちの人生は時計が生活に身近な存在になって以来、太陽が昇る時に起きて、沈む時に眠るなんて事は、ほとんどなくなってきてしまったのではないか?と思います。

ですが、いつの時代でも、時間という概念に対する疑問は、誰しもが持っていたものですよね。

こんなことを考えたことはないでしょうか?「時間と言うのは、人によって流れの速度が違うのではないか?」

例えば、「田舎の人の時間は遅くてゆっくり流れているのに、都会に行くと、はやく感じる」なんて、聞いたことはないでしょうか?

また、楽しい場所に行ったときに、「あっと言う間に時が過ぎてしまった」と思うのに、辛いことをしていると、「えっ、まだ 5 分しか過ぎていないの?」と感じてしまったなんて(笑)、こんな経験はありませんか?

時間についての疑問は、昔の人も持っていたようで、例については枚挙にいとまがありません。

この不思議な時間に対する疑問を解決しようと、多くの人が研究を重ねてきていますが、最新の情報としては、『TQ-心の安らぎを発見する時間管理の探求』と言う本があります。

この本の著者ハイラム・スミス氏によると、時間の基本的な単位は出来事であるそうです。

彼が言うには、今も皆さんがマニュアルを読んでいる時、こうして流れている時間と言うのは、例えば、朝起きたら、トイレに行き、それから歩いて、朝食を食べて・・・そして、今マニュアルを読んで、読んだ後に○○する、と出来事が連続してつながっているものであり、「出来事の連続が時間の概念である」と言うようにまとめたのです。

そのため、田舎ではたいした出来事がたくさんあるわけではないので、時間がゆっくり流れているように感じるけれど、都会では物事が目まぐるしく変わり、出来事がたくさん連続してあるために、速く流れているように感じる、ということですね。

それに対して、James Skinner氏は、著書『成功の 9 ステップ』の中で、時間の概念に関して、ハイラム・スミス氏の考えをもっと推し進めた論を展開しています。

あなたの実際の経験においては、時間はただの感情に過ぎない。私たちが過ごしている時間の全てが、感情として脳の中に記録されている。・・・時間は感情である。

これは、私たちの時間と言うのは、先ほど言った「出来事の連続」なのであるけれど、その 1 つ 1 つの出来事に対して、私たちは常に様々な感情を感じているということです。

例えば、朝起きた時に、ちょっとまだ起きたくないなぁ、と感じたり、あっ、今日は日曜日だぁ、良かったぁ、と感じたりすることから始まって、朝ご飯を食べているときも、仕事に行く時も、何気ないことをしている時でさえ、心は何かを感じています。

そのため、出来事よりも更に短い単位は、感情であり、感情の連続が時間と言う概念である、と彼は言っています。

私もこの論には賛成で、実は、そうなのではないか?と思っています。
(感情とは、喜怒哀楽のように強いものだけではありません。まったりしてる、とかだるい、とか朗らかとか愉快、爽快と言ったようなものも感情に含まれます。感情は、激しく揺れ動き、比較的短時間で終わる喜怒哀楽のような「情動」と、まったり、とかだるい、とか朗らか、爽快だ、と言ったような、比較的長く時間が続く「気分」の 2 種類があります。)

ここでは、時間が感情の連続である、と言う論の賛否は置いておいて、実は、この考え方が、英語の記憶に非常に役に立つと思うのです。

 どう言うことか?と言うと、喜怒哀楽が激しく感じられた時に英語を覚えるのは効率が良いけれど、だるい、とかやりたくない、面倒くさい、楽しくない、刺激がないと言った気分の時に英語を学ぶのは効率が悪い、という事です。

今までのあなたの人生を振り返って見て下さい。ファーストキスの時、心がドキドキして、感情が高ぶったことでしょう。もしかしたら、何か悔しい思いをした時などもそうかもしれません。感情が高ぶって、激しい情動があった時のことを記憶してはいませんか?

逆に、普段と何気なく過ごしているとき、例えば、毎日の仕事への行き返りなど、あまり何も感じずに過ごしているときのことは、「あれっ?今、何をしていたかな?」「あれっ、今朝どうやって家からここまで来たっけ?」「今日のお昼ご飯何食べたっけ?」と覚えていないことも多いのではないか?と思うのです。

今までの人生、あなたの年齢分重ねてきていると思いますが、その人生を振り返ってみた時に、どんなことを覚えているでしょうか?

あなたが 20 歳でも、30 歳でも、40 歳でも、50 歳でも、何気ない日々を毎日覚えているわけではなくて、何か特別な刺激があった時のことを特に覚えているのではないでしょうか?

つまり、私たちは、全ての物事を記憶してはいず、初めて海外に行ったとき、初めて○○して恥ずかしい思いをした時、楽しいと思って次もやりたいと思った思い出、あの時、告白しておけばよかったと言う強い後悔(笑)など、そういった強い思いを持っている時だけを覚えていると思うのです。

これを受けて、先ほども述べたように、英語参考書などから学ぶ時は、「もう既に習ったよ」とか、「これ本当に使えるの?」と言った新鮮ではない気持ちやだるい、覚えたくない、やりたくない、疑いと言った気持ちがあるとなかなか英語は覚えられません。

一方で、私たちは、これは新しいぞ、と感動したり、怒られたり、恥をかいた時に覚えた英語表現と言うのは、なかなか忘れません。

そのために、新鮮な気持ちで学びながら、感動したり、気づいて楽しいと感じたり、英語が出てこなくて、悔しくて学んだり、間違った英語を使って怒られたり、恥をかいたりして英語を覚えるのが一番効率が良いのではないか、と言う事になります。
ですが、多くの英語の学習者は、英会話学校や英語の教室などでも、他の生徒が発言したことを、「右に同じ」と発言したり、間違いを犯さないように、「基本に忠実に発言」したりしている傾向があり、喜怒哀楽のような強い感情は全く起きませんので、英語表現は全く覚えられません。

そのため、3 年も 5 年も、更に 10 年も英語を勉強しているとしても、いつもつまらない・これで成果があがるの?と思ってしまって、机上で英語参考書とにらめっこして勉強している状態では、感情の動きがほとんどないので、英語はいつになっても覚えられないことが分かるでしょう。

理由は先ほど述べたようにです。あなたの人生の中で何を覚えてきたのか?が分かれば分かるはずですよね?

これでは、3 年でも、5 年でも、10 年でも、一向に英語を話せるようにはならない、と言うことも当然になってしまうわけです。私の場合は、10 年も勉強してきたのに、海外で英語を使って生活してきた同級生に、天と地ほどの差を見せ付けられましたから。

更に、留学をしても英語が話せるようにならない人が多いと言われますが、この場合も、恥ずかしさにかまけてネイティブにどんどん話さず、やはり安全な英会話学校の中で、日本にいる時と同様に、発言をあまりせず、家に帰っても英語参考書だけで勉強していた、ような人が多いのです。

実は、帰国子女でもそうなんですよ^^帰国子女の中にも、英語圏に行っても英語が全く話せず帰ってきている人もいるんです。そのため、帰国子女と言うのが恥ずかしくて、と言っている人もいます。それは、おそらく、環境が合わなくて、なかなか英語にトライする気持ちが起きなかったんだと思います。
そう言う多くの方は、現地にいる日本の方と一緒に過ごして、安心する日本語を使っていたので覚えられなかったようです。

逆に、フランス語でも英語でも、オランダ語でも、スペイン語でも、その国の言葉を話せるようになって言った人と言うのは、恥ずかしい思いも、怖い思いも、文化の違いによるショックも受けながら、現地で生活してきた人が多いんです。様々な感情を経験して、楽しい・苦い思い出をたくさん作って、語学力を伸ばしてきたんです。
英語は、体験型コミュニケーションの学習です。家にこもって机の上で、英語参考書を開いてにらめっこをしているだけの、受験勉強の延長のような勉強法では、効率良く身につかないんですね。

逆に、「そうなんだ」「なるほど、こう言うんだ」と感心しながら覚えると、効率よく覚えられる、という事をここでは覚えておきましょう。

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