英語学習で最初に必要なのは聞く・話すの基礎力を身に付けること

英語は自転車に例えると分かり易いかもしれません。

自転車にはどうして乗れるのでしょうか?それは、バランスでしょうか?ブレーキを最初から握らないことでしょうか?それとも、ただペダルをこぐだけでしょうか?どうして、あんなに複雑なことをあなたは出来るようになったのでしょうか?

それは、実は、身近にいた自転車に乗れるようになった人、お父さんかお母さん、近所のおじさんに乗り方を教えてもらったからだと思います。でも、実際に自転車をこいだのは誰でしょうか?そう、あなたなのです。

そして、頑張って何も分からないまま、教えられた方法でペダルをこいだはずなんですね。

では、そこに「ペダルの踏み方を知れば、自転車に乗れる」「ブレーキを利かせなければ、自転車に乗れる」「サドルの位置を低くすれば、簡単に自転車に乗れる」「手放し運転から乗ったら面白いから乗れるようになる」と言った参考書があったとしたら、その本を購入して自転車に乗っていたでしょうか?
そして、もし購入していたら、今は乗れているでしょうか?

おそらくそうではないと思います。

自転車の例を出したのは、英語も自転車と同じ、英語も話せるようになった人からその秘訣を学び、あなた自身がその方法を実践して体得していくものと言うことを説明するためです。

ところが、巷には多くの英語の参考書があり、購入してもらう為に売り言葉が出回っています。そして、多くの人が小手先のテクニックだけ学ぶと英語が話せるようになると勘違いしていまいます。「101の構文を知れば、英語は話せる」「英文法を克服すれば、英語が話せる」「中学英語だけで英語は話せる」「スラングから学べば英語は話せる」など。

しかし、どれも本質をついた英語の学習法ではないため、自転車で言えば、自転車に実際に乗って、バランスを取って進む練習をする方法ではないために、なかなか英語が身に付かないのです。

では、一見、自転車教習所のような英会話学校では、どうして英語が話せるようになる人が少ないのでしょうか?

それは、英会話学校で教えているネイティブの先生は、英語をもう既に生まれた時から身につけ始めていた、母国語であった先生が多いからです。苦労して英語を話せるようになっていないから、英語の身につけ方が分からないのです。

もし、あなたのお父さんやお母さん、もしくは近所のおじさんが、苦労をせずに生まれた時から無意識に自転車に乗れたとしたら、あなたに自転車を教えられたと思いますか?おそらくそれはないのではないかと思います。

よく言われるのが、巨人の終身名誉監督の長嶋さんですよね。彼は、なぜかホームランが打てるバッティングフォームを選手の時代から自然に体得していたそうです。だから、監督になってそれを選手に伝えようとしても、「これはこんな感じでこうやって打つんだ」と感覚的に言うのですが、なかなか選手は真似が出来ません。それは長嶋さんが無意識にできているものだから、彼だけのものであって、教えようとしても教える方法が分からないそうなのです。

身近な例では、あなたが日本語を教える立場になった時を考えてみてください。外国の人から、「どうしたら最短で日本語を話せるようになりますか?」と聞かれた時、どのように答えるでしょうか?おそらく、答えに困窮するのではないでしょうか?その答えは、本当に確実に最短で話せるようになるものでしょうか?

また、あなたが日本語の参考書を書いた時に、「日本語は動詞だけ覚えれば話せる」「日本語はこの形容詞だけを覚えたら話せる」「日本語は50の構文だけを覚えれば簡単に話せる」こうした参考書を書いてしまわないでしょうか?
そして、それは、本当に最短で日本語をマスターできる方法なのでしょうか?

英語は自転車に乗るようなものです。自転車に乗れるようになったら、もっとうまく自転車に乗りたいと思い、もしかしたら、先ほど述べた参考書を見るかもしれません。例えば、片手運転?面白そうだ、これをこうすれば良いんだな。それなら、参考書を読んですぐに実践し、身につけられるでしょう。それに、ある人は、マウンテンバイクの競技に出場するために留学をするかもしれません。また、ある人は競輪の選手になるために、競輪が学べる環境に行くでしょう。

自転車に乗れるわけですから、マウンテンバイクの競技にも、競輪にも参加可能なわけです。基礎が出来ていれば、同じようなことなら、すぐに対応できるのです。

英語も同じ。英語がネイティブ発音のまま聞ける、理解出来る、話せると言う基礎がついてしまえば、全ての参考書や英会話学校が役に立つのです。また、留学をすればもっともっと聞き取りや話せる能力が高くなるでしょう。また、イギリスに留学すれば、イギリス英語が学べるでしょうし、アメリカに留学すれば、アメリカ英語が学べるでしょう。

また、英語が速く身につけることができたら、フランス語やスペイン語、中国語も同じ方法で、簡単に早く、身につけることもできるでしょう。実際に、「東大生が教えるネイティブレベルの英語を最短で身につける学習法」を見た友達の中からは、英語が学べるようになったので、フラ
ンス語に挑戦している人も出て来ています。

さて、先ほどの例ですが、日本語の基礎力、聞くことと話すことさえ出来てしまえば、先ほどあなたが考えた参考書はすべてためになる知識となり、役に立ちますよね。私はこれをカナダで日本語を教えていた時に、実際に経験しました。

最初から、全く日本語を知らない人に教える時はどれも苦労しました。そして、知識だけを学ぶ人、暗記に頼って学習していく人、小手先の技術を学ぶだけの人は、結局全く伸びませんでした。ところが、自主的に日本語が聞けて話せるようになっている人は、本当に教え易い。何を教えていても、楽しそうに吸収し、次会う時に、前回教えた日本語のスラングを使うわけです。また、こういった生徒に限って、自分の知りたいこと、弱い所を把握していて、教えて欲しいところがはっきりと分かっていました。

英語もこうした基礎力、聞ける、話せると言う習慣がついてから、本来、英語の家庭教師を雇ったり、英会話学校に行くべきだと私は思います。そうでなければ、参考書を購入しても、英会話学校に行っても、家庭教師を雇っても、断片的な知識しか身に付かず、生きた英語が身につけられずにどこか自分の英語力に壁を感じてしまうと思うのです。

英語はまず、なくてはならない基礎力から身につける。まずは、英語は、ここから始めると速いのです。

 私は声を大きくして言いたい。英語は、知識を求めるだけの参考書や教材、先生、英会話学校のそれが良いかどうかで身に付くのではない。英語は英語を身につける過程をしっかりと理解し、あなたがトレーニングを通して実践しそれを習慣づけて前に進むことによって、速く確実に身につけられるのです。

また、実践には、続けるためのモチベーションが非常に大事になります。

これは、多くの参考書の中で軽視されていることですが、非常に大事なセクションです。

ポイント
この世の中を生き抜く私達にとって最も大事なのは、知識ではなく、それを生かすことが出来るか。

物事を身につける、達成するには、
知る ⇒ 分かる ⇒ 行う ⇒ 出来る ⇒ 分かち合う
のステップがある。

使えない知識をたくさん詰め込むのではなく、知識を最大限に生かす方法を学ぶ事
そして、それを独自に発展させる方法を身につけること。

英語は準備が出来た人(知識を生かす方法が分かっている人)が実力をどんどん伸ばすことができる。

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